一生暮らすつもりなのに、売る前提で建てていませんか?【後編】
前編では「誰のための家にするのか」という話をしました。
今回は、“売る前提の家づくり”がなぜ高くなるのかを簡単にまとめます。
1.人気の土地は高い
売却を意識すると、南向きで便利な場所を選びがち。
でも人気の土地ほど価格が高く、初期費用が大きくなります。
2.家の仕様も割高に
「誰にでも好かれるように」と考えると、
広めの間取りや大きな窓など、コストが上がりやすい仕様に。
さらにカーテンやシャッターなどの費用も増えます。
3.外構や維持費にも影響
南向きの庭は人目につきやすく、
塀や植栽で目隠しをする必要が出てきます。
また、長期優良住宅を取れば価値は落ちにくいけれど、
認定費用やメンテナンス費用もかかります。
4.結果、トータルで高くなる
土地も家も外構も、そして固定資産税まで。
“売れやすい家”を目指すほど、全体のコストは上がっていきます。
🏡まとめ
一生住む家を建てるなら、
「売れる家」より「自分たちが暮らしやすい家」を。
人気の条件よりも、自分たちの暮らしに合った間取りや
落ち着ける空間を大切にすることが、
長く満足できる家づくりにつながります。
家づくりに正解はありません。
でも、自分たちにとっての“ちょうどいい家”を見つけることが、
本当の意味での“良い家づくり”です。