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あると便利な「土間収納」

― つくる前に知っておきたい2つの大切なポイント ―

家族が増えたり、暮らしの幅が広がったりしてくると、
玄関まわりに置いておきたいモノもどんどん増えてきて乱雑になりがちですよね。

ベビーカー、三輪車、ゴルフバッグ、子どもたちの部活用具、濡れた傘やレインコート…。
どれも室内に持ち込むには抵抗があるけれど、外に出しっぱなしにもできない。

そんなとき、玄関横にあるととっても便利なのが「土間収納」なのです。


土間収納って、どんな空間?

「土間収納」とは、玄関とつながった、靴を脱がずに出入りできる収納スペース。
玄関の一部を少し広くとって、土間のまま物置きやクローゼットとして活用できる空間です。

ベビーカーをそのまま置くことができたり、雨具を吊るしたり、
屋外で使うアウトドアグッズやDIY道具なども“ちょっと置いておける”というのが魅力です。

特に小さなお子さんがいるご家庭や、アウトドア・スポーツが趣味の方にとっては
暮らしの中で「あると助かる」空間になること間違いありません。


快適な土間収納にするために大切なこと

ただ、せっかく土間収納をつくるなら、“ちょっとした配慮”があると
「ただの物置きスペース」ではなく「使いやすく快適な収納空間」になるんです。

特に気をつけたいのは、次の2つのポイントです。


1. 小さくてもいいから「窓」をつけよう

土間収納には、濡れたレインコートや傘、湿ったアウトドアグッズなど、
水気のあるモノを置くことがよくあります。

そのため、湿気やニオイがこもりやすく、放っておくとカビや結露の原因に…

そこでおすすめなのが、換気用の小さな窓をつけておくこと。
窓のサイズは小さくてOK。常に開けておかなくても、空気を通せるだけでずいぶん変わってきます。

風の通り道ができるだけで、ムレやニオイのこもりが軽減され、
いつでも気持ちよく使える空間になりますよ♪


2. 土間にも「断熱」が大事!

もうひとつ忘れてはいけないのが断熱です。

土間収納はコンクリート仕上げが多いため、夏は熱がこもりやすく、
冬はとても冷え込む空間になってしまいがち。

一般的なフローリングの床下には断熱材を施工するのが一般的ですが、
土間部分には断熱を入れていない場合も…当社では、土間収納にもしっかりと断熱施工を行っています。
玄関全体の冷え込みを防ぎ、冬でも快適な住まいにするための大事な工夫です。

家づくりを進める際には、こうした細部の配慮がされているかどうかも、ぜひ確認してみてください。


暮らしの“ちょっと便利”を叶える工夫を

土間収納は、ちょっとした物をしまっておく場所に見えて、
実は家全体の使いやすさや快適性を左右する重要なポイントでもあります。

設計の段階で「窓」と「断熱」について少し意識しておくだけで、
長く快適に使える空間になります。

これから家づくりを始める方、プランを見直している方は、
「便利そうだからつけておこう」で終わらせずに、
「どうすればより快適に使えるか」という視点で、ぜひ検討してみてくださいね♪

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