一生暮らすつもりなのに、売る前提で建てていませんか?【前編】
1.まず考えてほしいこと
家を建てるとき、
最初に考えてほしいのが「この家に一生住むのかどうか」ということです。
2.ずっと暮らすなら、“好き”を大切に
「ずっと暮らすつもり」なら、
自分たちの“好き”や“心地よさ”を大切にしていいと思います。
たとえば、日当たりや土地の向きに
そこまでこだわらなくても大丈夫。
設計の工夫次第で、明るくて快適な家はつくれます。
3.「いつか売るかも」で変わる家づくり
でも、「いつか売るかも」と考えると、話は変わってきます。
人気の南向きの土地を選んだり、
誰にでも好かれそうな間取りにしたり…。
気づけば“売れそうな家”づくりになってしまうこともあります。
もちろん、それが悪いわけではありません。
けれど、一生そこで暮らす予定なら、
“人にとって良い家”よりも“自分たちに合う家”の方が大事です。
4.「長期優良住宅」にするかどうか
「長期優良住宅にするかどうか」も同じです。
将来売ることを考えるなら、価値が落ちにくくてメリットがあります。
でも、ずっと住むなら、
認定にかかる費用やメンテナンスの手間を
無理に負担する必要はないかもしれません。
5.“誰のための家”かを考える
家づくりで一番大切なのは、
「誰のための家にするのか」。
自分たちが心地よく暮らせる家を考えることが、
結果的にいちばん満足できる家づくりにつながります。
次回【後編】では、
“売る前提の家づくり”がなぜ高くなるのかをお話しします。