「ニッチ」のつくりすぎには要注意!?

おしゃれに見えて、意外と悩ましいニッチの使い方
「雑貨やお花を飾って、ニッチでおしゃれな空間にしたい!」
家づくりを考える時、そういうイメージを描く方も多いのではないでしょうか。
そもそも「ニッチ」とは?
ニッチとは、壁を一部くぼませる、奥行きの浅い収納や飾り棚のこと。建築用語で「壁のくぼみ」という意味があり、雑貨や小物をちょっと飾るスペースとして人気があります。
玄関、トイレ、キッチンまわり、リビングの一角など、ちょっとした空間に取り入れやすく、おしゃれに見せることができます。
でも、せっかくつくったのに、うまく使いこなせていないケースもあります。
ニッチのつくりすぎ、どうして後悔するの?
実際にニッチを使いこなせなかった方の多くが感じているのは、次のとおりです。
- 数が多いと、すべてをおしゃれに保つのが大変
- ホコリがたまりやすく、掃除が面倒
インテリアが大好きで、雑貨を飾るのが楽しい!という方であれば苦になりませんが、
「なんとなくおしゃれそう」という理由だけであちこちにニッチをつくると、結局持てあましてしまいます。
実用性も考えたニッチなら◎
とはいえ、すべてのニッチが“後悔ポイント”とはなりません。
たとえば、
- 玄関の壁に設けて、スリッパ置き場として使う
- リビングの高い位置に設けて、小さな神棚代わりに使う
といったように、実用性を兼ねたニッチであれば、暮らしに役立つ収納スペースとして活躍しそうです。
ニッチは“数”より“使い道”が大切
憧れだけで無計画につくると、後悔につながってしまいます。
- 「ここに何を置くか」
- 「どう活用するか」
をしっかり考えたうえで、必要な場所に必要なだけつくるのがポイント。
「理想」と「現実」、試行錯誤しながら、後悔のない家づくりをしていきましょうね!